【問題67のこたえ】
:のり真安齊商店
農水産物の問屋卸商店として、1913年(大正2年)創業。
石造りの基礎や、最近では見ることが少なくなった土間、揚戸(あげと)とよばれる建具などが現役で活躍している。長谷の商業地としての往時の賑わいを伝える貴重な建物である。現在の建物は関東大震災で倒壊した建物にかわり建てられたもの。正面の部分は、最もよく当初の姿をとどめている。


▲店内には、「ゆずってほしい」という依頼が多いという古い看板が数多くあり、なんともホッとする懐かしい雰囲気。

▲中をのぞかせてもらうと、とても奥行きがある。
ここで生まれ育った店主の方は、「古いだけですよ」と言いながら、「でも、土と木だけの建物の中に暮らすっていいものですよ。娘夫婦のマンションに行くと、息苦しくなるの」とおっしゃっていた。

▲由比ガ浜通り、長谷観音前の交差点近く。
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